英会話の勉強をしていると、「わかりません」というのを伝えるときの回答として I don’t know. ではちょっとぶっきらぼうに聞こえるらしい、というのを見かけたことがあるかもしれませんね。
もう少し柔らかい感じのニュアンスで返答したいときもありますし、聞かれている内容やシチュエーションに合った受け答えというのもあるので、いくつかバリエーションを押さえておくと、表現に幅が出て会話が自然な感じになると思います。
と言って、たくさんいろんな表現を紹介されても、この場面ではどれ使ったらいいのかよくわからない、とか、結局よく使うのはひとつだけ、ということも多いので、ここでは「とりあえずこれだけ覚えとくと使いまわしがきくよ!」というのを挙げました。
Contents
- I’m not sure. / Not sure. ちょっとよくわからないですね
- I have no idea. / No idea. 全然わからないっすわ
- I’m afraid とか I’m sorry とかを I don’t know の前に付ける
- Who knows? そんなこと知るか
- 言い訳とかも織り交ぜながらうまく返してみよう
I’m not sure. / Not sure. ちょっとよくわからないですね
これが一番使いやすいですかね。
ちょっとよくわかんないんだけど~ みたいな雰囲気で伝えることができている気がします。
Nick: How many bottles of water do we have in the storage?
(倉庫に水のボトルってあと何本残ってるっけ?)
Rob: I’m not sure.
(いや、ちょっとわかんないっすね)
Jamie: Do we have the marketing meeting this afternoon?
(マーケティングの打ち合わせって、午後やるの?)
Kate: Not sure.
(どうだっけ?)
とっても便利なのでついつい使っちゃうんですが、あまり Not sure. ばかり言っていると「この人、何にもわかっとらんな」と思われそうなので、ほどほどにしたいですね。
I have no idea. / No idea. 全然わからないっすわ
もうちょっとはっきりと「わからない」ということを伝えるには I have no idea. を使うことが多いですかね。
元の質問をしている相手も、ある程度は「まぁ知らなくてもしょうがないかな」くらいの内容を聞いているような場面などでよく聞くような気がします。(わかりづらいですが…)
Anna: Is she going to join the meeting today?
(彼女って今日の打ち合わせに出るのかしら?)
Chris: I have no idea.
(いや、知らないね)
Eric: What is the root cause of this low production yield?
(この生産性が低いのは何が原因なんだ?)
Smith: Uh, I have no idea.
(んー、わからんねー)
I’m afraid とか I’m sorry とかを I don’t know の前に付ける
「ちょっと申し訳ないんですが…(その件は知らないんですよね…)」という雰囲気を出したいときにはこちら。
I don’t know. の前に I’m afraid とか I’m sorry とかを付けて、
I’m afraid, I don’t know.
I’m sorry, I don’t know.
とすると、
申し訳ありませんが存じ上げません。
くらいのニュアンスになる感じですね。
ビジネス的なやり取りなど、少しかしこまった場面で使われる感じですかね。
同僚との仕事のやり取りとかでは聞いたことはありませんでした。
Who knows? そんなこと知るか
とても漠然とした質問や、大きすぎてだれにも回答できないような質問をされた場合には使える表現ですね。
Lucas: How’s going to be the stock market next year?
(来年の株式相場ってどんな感じになるだろうね?)
Ed: Who knows?
(そんなの知るかよ)
質問に質問で返す形になっていて、とてもぶっきらぼうな感じですが、これが当てはまるシチュエーションがあって、それなりに使われている感じです。
とは言え、かなりカジュアルな場面じゃないとなかなか使えないですよね。
Who knows? なので、直訳すると 誰が知っているの? ということですが、それはつまり
誰も知らないよ → そんなの知るか
ということですね。
言い訳とかも織り交ぜながらうまく返してみよう
ということで、 私はそのことを知りません というのを直接的に伝える表現を、まずはこれだけ覚えとくと使いまわしがきくよ!というのに絞って紹介しました。
もちろんこれらの表現はよく使われるのですが、知らないことの言い訳をする、というのもよく目にしました。
Rick: When the plumber will come to the office for repair?
(水道修理はいつオフィスに来るんだ?)
Susan: I think Tom made a call to them.
(確かTomが電話してたと思うわ)
この例では、Susan が水道修理がいつ来るかを知らないですし、修理の依頼の電話をかけたのが本当に Tom なのかどうかも怪しいところですが、とりあえず Tom の名前を出しておくことで Rick の注意を Susan から Tom に向けることができそうですね。
こうやって周辺情報を伝えることで、直接的に「知らない」と回答するのを回避する、というのはよくやりますよね。
言い訳も今く使いこなせるようになると会話表現の幅が広がりますよね。
「知りません」と言わなくてはならない場面は多々ありますが、そのたびに I don’t know. だけではそっけないので、ここで取り上げた I’m not sure. や I have no idea. なんかも普段の会話に取り入れてみると、表現のニュアンスがとても自然な感じになると思いますよ。